テレワーク用にコンデンサマイクを調べてみた

ある日のオンライン会議中のできごと。

ぼくのPCのマイクの音が聞こえにくい(ノイズが酷い)と言われました。ノートPC内蔵マイクを使っているため、ファンの騒音が入ってしまうのはある程度仕方ないと思っていたのですが。。。

会議用にマイクを買おうと検討はしたことはあったのですが、高いしデスクが狭くなるし邪魔ということで、放置していました。これからも在宅で勤務することが多くなりそうなので、そろそろちゃんとしたマイクでも買うことにしました。

ぼくは「毎日使うものはよい物を」がモットーなので、比較検討していくと結局最終的に高価な製品を買いがちなので、気をつけないと。

ダイナミックマイクとコンデンサーマイク

同僚やSNS上で、テレワークのためにコンデンサーマイクを買ったという話を耳にした事はないでしょうか?

コンデンサーマイクは良いものなんだな、と漠然と思っていましたが、実際何なのか調べてみました。

コンデンサーマイク

感度が高く、幅広い音域を拾う事ができる。電源が必要。デリケートで温度・湿度に気をつける必要がある。

代表的なものは、ソニーの C-38B というコンデンサーマイクです。漫才のスタンドマイクの定番としてテレビや劇場でよく見かけます。

一方で以下のような特徴のダイナミックマイクというマイクがあります。

ダイナミックマイク

丈夫で感度は低い。電源供給が不要で、比較的安価。

バンドで使うボーカル用マイクにつかわれていることが多いです。

カラオケボックスでよく見かけるマイクもダイナミックマイクです。ぼくの周りにはマイマイクを持っている友達はいませんでしたが、お気に入りのものを持ち込んで使うひともいるらしいですね。

テレワークで便利なマイク

マイクの違いを調べてみましたが、結局予算と欲しいレベルは人それぞれ違うだろうと思うので、いくつかのパターンをまとめました。どれを選択しても、ノートPC内蔵マイクよりは満足いくと思います。

1000円くらいのUSBマイク

このレベルであれば気軽に購入でき、ノートPCの内蔵マイクとの違いが感じられると思います。1つ持っていればいざという時に安心です。ただし、安いだけあってノイズが多く、音質は決して良いとはいえません。

USB接続のヘッドセットは有名なメーカーからも多数発売されているのを確認しました。

オーディオ用マイク+USBオーディオインタフェース

手持ちにオーディオ用マイク(カメラやウォークマン用)をお持ちで、それを使い回したいという場合はUSBオーディオインタフェースを用いてPCと接続します。

たとえばこういったミニプラグのマイクをお持ちの場合、以下のようなUSBオーディオインタフェースと組み合わせます。下記と同じものを所有していますが、値段相応の音質です。もう少し高価でもいいのでノイズが少ない製品があればよいのですが。

もっと高価なものであれば、マイクボリュームやヘッドフォンの音量を操作することができるのでとても便利です。コンソールタイプのオーディオインタフェースであればキャノン(XLR)接続のマイクを接続する端子がついているはずなので、後で挙げる高価なコンデンサーマイクと組み合わせることも可能です。

高価なUSBコンデンサーマイク

高音質なコンデンサーマイクにUSBインタフェースが内蔵され他製品です。USBオーディオインタフェースを別途買う必要もないので、コンパクトで価格的にもメリットはあります。

2020年現在の代表的な製品を3つ選んでみました。どれを買っても後悔しない品質です。youtubeでレビュー動画もたくさんあるのでみんなの意見を聞いてみるのも良いと思います。

どちらもスタンド付き、ヘッドフォン端子付き、ボリューム付きとなっています。Blue Microphones 社の Yeti の方は、ミュートボタン・マイクボリューム(ゲイン)・指向性パターン切り換え(4種類)と至れり尽くせりです。アームに接続するためのネジ穴はどちらも搭載されています。

コスパ的にはこのなかで一番よさそうですが、ショックマウントが付属していないので、ショックマウントを購入予定の方は上位モデルのMPM2000Uを選んでもよいかもしれません。

アームとポップガード付きの安価なセットもいいですね。

高価なキャノン(XLR)接続のコンデンサーマイク+USBオーディオインタフェース

一番高価なパターンです。マイクを複数接続したり、楽器を接続したり、MIDI端子がついていたりと、拡張性もあります。キャノン接続のマイクは豊富に手に入るため、自由に組み合わせることができます。

USBマイクでも紹介したマランツのマイクのキャノン接続版、こちらがスタンド付きでコスパがよさそうでした。

オーディオテクニカのAT2020のXLR接続版です。

組み合わせるUSBオーディオインタフェースもピンキリですが、YAMAHAのものが値段と機能のバランスが良いと思います。

複数マイク入力とライン入力4本に加えてMIDI端子がついている製品もあります。ここまでくると完全にDTM向けですね。

Blue Microphones社の Yeti(イエティ)が気になる

個人的にはDTMをやるわけでもないので、仰々しいオーディオインタフェースはいらないかなと思います。デスク回りは極力シンプルにしたいですし。

USB接続のマイクで、手元でゲイン調整やミュート操作ができる Yeti が最適解な気がしてきました。せっかくならケチらず良いものを。。。

もう少し検討を重ねてみます。

イエティはアームセットもあるみたいです。その場合デスクスタンドは付かないみたい。

安価なセットもありました。PS4にも対応ということです。特にこだわりがなければ無難な選択かもしれませんね。

今回のまとめ

事前に家電量販店のパソコンコーナーも調査してきましたが、マイクの扱いは少なく、いろいろ比較検討できるほどありませんでした。ネット上でもマイクを紹介している記事も他のガジェットに比べると少なく、みなさんの関心のなさがよく分かりましたw

このジャンルのマイクにこだわる人ってゲーム実況や配信してるひとくらいで一般的ではないのかもしれませんね。