ぼくです。
ひさびさにテンションあがる製品が出ました!
ソニーの完全ワイヤレスイヤホン WF-1000XM3 です。
事前の人気も高く、発売されてからもすぐ売り切れている店舗もありました。ぼくは、水濡れにも対応した長期保証<ワイド>が目当てソニーストアで買いました。納期が約1ヶ月待ちで、ようやく手に入ったので レビューしていきたいと思います。
完全ワイヤレスイヤホンの時代
iPhone7 以降 や android の最新スマホ からイヤホン端子が無くなりはじめ、Bluetooth ワイヤレスイヤホン、特に左右が独立した完全ワイヤレスが人気です。
ぼくも、以下のエントリで完全ワイヤレスデビューしましたが。やはりケーブルが無いというのは感動体験で、もう元のケーブルありのイヤホンには戻れないと感じています。
もちろん不満がないわけではありません。WF-1000XM3 は、ぼくの個人的な不満をすべて解決した製品で、発表されたときから即買いだと思って発売を心待ちにしていました。具体的に見ていきましょう。
完全ワイヤレスイヤホンの決定版
と、いっても過言ではないくらい、よくできた製品となっています。
何が凄いか3行でと言うと・・・
- ノイズキャンセリング(以下NC)性能が飛び抜けて良い
- ハイレゾ対応、高音質
- ロングバッテリーライフ(単体8時間、ケース充電込み32時間)
2019年08月時点で、他のメーカーで上記をすべて揃えた製品がないです。手持ちの WF-SP700N や有名な製品 apple airpods2、BOSE SOUNDSPORT FREE WIRELESS HEADPHONES とのスペックを比較してみます。
SONY
WF-1000XM3 | SONY
WF-SP700N | apple
airpods2 | BOSE
SOUNDSPORT FREE | |
重量(ペア) | 約17g | 約15.2g | 約8g | 約18g |
連続再生時間(NCなし) | 8時間 | 3時間 | 5時間 | 5時間 |
連続再生時間(NCあり) | 6時間 | 3時間 | 非対応 | 非対応 |
連続再生時間(充電ケース含む、NCなし) | 32時間 | 9時間 | 24時間 | 15時間 |
連続再生時間(充電ケース含む、NCあり) | 24時間 | 9時間 | 非対応 | 非対応 |
機器との接続 | 両方が直接接続 | 左側が直接接続 | ? | 右側が直接接続 |
一番の項目を赤字にしてみました。一目瞭然ですが、再生時間に関しては他社を引き離しています。ノイズキャンセルに対応しているのもソニーの製品だけですが、実際に使ってみるとその性能の高さに驚かされます。エアコンやパソコンのファンノイズ、電車の騒音も大部分が消えてくれます。WF-SP700Nのノイキャンがおまけ程度の性能だったこともあり、あまり期待していなかったこともあり、感動でした。
再生時間も WF-SP700N では3時間と不満でした。通勤中にちょっと寄り道すると途中で切れることもしばしば。もしものときのために有線のイヤホンも必ずバッグに入れていました。しかし、WF-1000XM3 では 6~8時間ということで、外出中に切れることはほぼ無くなりました。
それでは、能書きが長くなりましたが、実際の製品をみていきましょう。
辞書のようなパッケージ
ソニー製品のパッケージはいつも凝ったものが多く関心させられますが、今回も辞書のように横から引き出すデザインとなっていて驚かされました。
引き出すと本体がお目見え。ケースもフタがゴールドで重厚感があります。黒い部分はマットな塗装がされていて触り心地が良いです。
2種類のイヤーピースが付属
付属品は2種類のイヤーピース(イヤーチップ)が複数のサイズと、充電ケースを充電するためのUSB-Cケーブルです。
イヤーピースはこれまでのソニーのイヤホンについていたゴム素材のものと、トリプルコンフォートイヤーピースと呼ばれる柔らかく耳の穴にフィットする新しいものが付属しています。SHUREのイヤーピースや3Mの耳栓に近い触り心地ですが、それよりは固くしっとりした触り心地です。
紹介動画があったのでご覧ください。
その他の便利機能
長時間バッテリー、高音質、強力なノイズキャンセリングとそれだけで完璧なスペックですが、それ以外にも追加された機能があります。公式サイトにも詳しく書かれているので是非リンク先も一緒に見てみてください。
https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM3/feature_1.html
https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM3/feature_2.html
・左右同時伝送方式による接続安定性向上、遅延の改善
左右それぞれが直接スマホと接続できるため、どちらか片側だけで使用することができます。WF-SP700Nの場合は左側がマスターなので右だけ単体で使うことができませんでしたし、スマホ→左耳→右耳というふうに通信するため、右耳に届くまでの時間の関係で全体的に遅延が発生していました。(左右がずれることはないので左側はバッファーしている?)
遅延が改善されたので動画のリップリンクも気にならなくなりました。
・アンビエントサウンド(外音取り込み)機能
ジョギングなどあえて周囲の音を聞きたい場合、ノイズキャンセリングの反対で、マイクで拾った外部の音を取り込み、聞くことができます。本体ボタンで手動で切り換える場合と、本体のセンサーによって、静止状態・歩いている時・走っているとき を自動で検知し、外音の取り込む割合やノイズキャンセリングONを切り換えることができます。
一時的に会話をしたいときなど、本体のボタンを長押ししているあいだ、一時的に外音を取り込むこともできます。
・自動停止機能
左右のイヤホンに近接センサーが内蔵されていて、イヤホンを耳から外すと再生している音楽を自動で停止してくれます。(使用しているスマホやアプリによってうまく動作しないことがありました)
あえて不満をあげると
個人的には100点満点に近い製品ですが、気になったところをあげてみます
・ケースがないと電源ONできない
充電ケースを常に持ち歩くことを前提としているのはわかります。
ただ、これだけ連続再生時間が長いと方耳だけとか単体で持ち歩きたくなるんじゃないかな、と思ったりします。また、飛行機で預け荷物に充電ケースを入れちゃった、みたいなときも電源ONできないのは不便かも。
・タッチ操作がやりづらい
曲送り・曲戻しなど、連続してタッチするのが難しい。多少は慣れの問題かもしれませんが、、マウスのボタンくらいの軽いクリック感があるボタンにしてくれたらなぁ
・ボタンのカスタマイズが中途半端
クイックアテンションを右側に割り当てたい、左側のタッチで NC->Ambient Sound ON -> OFF を切り換えるときに個人的には OFF はいらないのでカスタマイズできたらうれしいです。
ちょっとした裏技?
左右独立してBluetoothで機器と接続できるということは、左右別々の機器につなげることもできるのではないかと思い、試してみました。
結論としては、、、別々の機器に接続できました。スマホ2台を同時に使ったりしているひとにはもしかするとうれしい裏技かもしれません。
同時にケースから出してしまうと同じ機器につながってしまうので、ちょっとコツが必要ですが気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
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個人的にはオーディオテクニカの ATH-CKS5TW も単体で連続15時間という桁外れのバッテリースペックなので気になっていますよ。