ぼくです。いつも適当にやっている自作パソコンのパーツ選びを真面目にまとめてみます。自分用メモだけど、初めて作ろうと思っている人の参考になればいいな。時間のあるときに追記していきます。
パーツ選びの順序
基本的には、使いたい CPU に合わせてマザーボード、メモリを選んでいくことになります。
マザーボードのサイズ(規格)はどのケースを使うかに依存するので注意。
0.ケースを選ぶ
ケースにこだわりがない場合は適当な安いケースを選べばよいので、読みとばしてOKです。
ぼくみたいに、見た目重視な人もいると思います。これから毎日触れることになるPCの外見がかっこよければ、それだけでテンション上がりますよね。
最近気になっているのは、NZXTというメーカーのケースです。デザインだけでなく、エアフローや配線をきれいに隠すしくみ、LEDコントローラ搭載などなど、美しく見せるためのケースが揃っています。
ケースサイズはいくつか規格があります。小型であれば、Mini-ITX というサイズで選ぶという方法もありますが、マザーボードの種類が限られます。
ATX、Micro-ATX がメジャーで種類は豊富に存在しています。
1.CPU を選ぶ
昔から Intel と AMD が2大メーカーです。実際の製品によりますが、同程度の性能だとインテルの方が高くてAMDが安いイメージ。実際は世代や製品ごとに違うので一概には言えませんが。
Intelはオーバークロックの制限をかけているものが多いです。値段を抑えてオーバークロックして高い性能を手に入れたいという人にはAMDが向いている場合もあります。一方、Intelの方が圧倒的にシェアが大きいので、対応しているマザーボードも多いです。また、1コアあたりの性能もIntelの方が高いです。
ショップなどで BOX と書かれているものは箱に入っていて、CPUファンが付属しているものが多いです。
個人的にはオーバークロックで遊びたいし、安く済ませたいのでAMDを選ぶことが多いです。
結局どれを買えばいいの?という話になりますが、予算や用途によって変わってきます。
たとえば、インターネットをやるだけなら一番安いランクのものを選んでも問題ないでしょう。実際、ぼくは普段は貧弱なスティックPCで満足していますからw
ゲーム用なら、ゲームのベンチマークを比較しているサイトを参考にしてみます。
また、仮想通貨のCPUマイニングをやるなら、以下のようなコイン別のベンチマーク結果をまとめたサイトを参考にしてみます。
2.マザーボードを選ぶ
使用するCPUのソケットの種類とケースのサイズで絞り込みます。
Micro-ATXとATXの二種類がほとんど。
サイズは ATX(305mm×244mm) > Micro-ATX(244mm×244mm) となっております。使いたいケースが決まっている人はそれに合わせましょう。もちろん大は小を兼ねるので、ATXなケースならMicro-ATXも入りますよ。
Micro-ATXはサイズだけじゃなく、拡張スロットの数が少なかったり、設定できる項目が簡単化されていたりするため、価格も抑えめです。
一昔前なら、PCIスロット(とかPCI-Express)にサウンドボード、テレビチューナー、LANボード等々、いろんなものを指してたのでスロット数が重要でした。最近はほとんどの周辺機器はUSBでつなげるので、必要とするのはGPUくらいでしょう。そうなると、ふつうに使う分にはMicro-ATXの方が安くて良いじゃんと思ったりもします。
種類が多すぎるので 価格.com でスペック、評価、価格で絞り込んで選ぶとよいです。ぼくは、GIGABYTEとかASrockとかをよくつかいます。
3.メモリを選ぶ
マザーボードから対応しているメモリを決定します。
webサイトに動作確認済みのメモリを載せているメーカーもあります。
こちらも 価格.com のマザーボードのページからリンクが張ってあるので見てみましょう。たとえば、GIGABYTE の GA-AB350M-Gaming 3 というマザボの場合。
“メーカー仕様表” というところをクリックします。
(http://kakaku.com/item/K0000951737/spec/)
するとメーカーのwebサイトに飛びますので、メモリのところを確認します。
このマザボの場合は、DDR4 3200, 2933, 2667, 2400, 2133 MHzのメモリに対応しているようです。CPUによってサポートしていない周波数もあるので注意。
(http://www.gigabyte.jp/Motherboard/GA-AB350M-Gaming-3-rev-10#sp)
動作確認済みのメモリのリストを公開しているメーカーもあるので、心配な方はこちらから選ぶとよいでしょう。
容量は、windows10なら4〜8GB以上は欲しいところです。
4.GPU
GPUはゲームやマイニングする場合は必須ですが、インターネットをやるだけなら内蔵グラフィックで十分と思います。
内蔵グラフィックを使うためには、IntelのCore iシリーズや、AMDのAPUと呼ばれるGPUが内蔵されたCPU(A12-9800E 等)と、マザーボードに映像端子(HDMI, DVI, D-Sub…)がついているものが必要です。マザーボードに端子がついていてもCPUにグラフィックス機能が載っていないRyzenなどの場合は接続しても絵が出ないので注意。
ゲームやマイニングという目的があるならレビューサイトに掲載されているGPUごとのゲームのベンチマークや、マイニングのハッシュレートを参考にします。
5.電源
https://bokunonote.com/2017/12/28/post-139/
消費電力の高いパーツである CPU、GPU のワット数を足した値の1.5~2倍の容量が目安とされています。ギリギリを狙うと変換効率が悪いですし、高負荷になったときに電源が供給できずに落ちてしまうこともあります。。。出力が50%付近の変換効率が最大になっている電源が多いので、50%の負荷で運用するのが理想ではあります。
電源の性能を示す “80PLUS認証” でランク分けされており、変換効率が低い順にスタンダード、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、チタンのマークがパッケージに書かれていますので参考にします。変換効率が良いと発熱が少なくファンの騒音が少ないですし、消費電力も抑えられます。良い製品によっては低負荷のときにファンが止まるものもあります。
詳しく解説しているページを載せておきます(丸投げw)
迷ったらリアル店舗の店員さんに聞いてみよう
よくわからないときは店員さんにきいてみましょう。パーツショップの店員さんの知識量は半端じゃないので、やさしく相談にのってくれるはずです。ぼくも不明なところはなんでも質問するようにしています。
PCの使い道(ゲーム・マイニング・・・等)や予算に応じていろいろおすすめしてもらえると思います。以前、ぼくの友人はパーツぜんぶおまかせで購入していましたよw
ぼくの欲しいもの
最後に、ぼくが見つけたおすすめパーツを列挙しておきます。随時更新します。
ぼくも使ってます。マザボを普通とは90°回転した向きに設置することで、奥行きが短く、背面のインタフェースが上にくることでアクセスしやすい、ファンの風も上に出ていくのでパソコンのうしろに埃たまらないといいことずくめ。かなり気に入ってます。
同じく、マザボを90°回転させた煙突型を採用したケース。こちらはATXのサイズ。
流行りのカッコいいケース。内部配線を隠す仕組みがあるみたいです。
マイニング用に何台もディスプレイなしで動作させているPCがあるので、メンテナンス用に持ち運べるディスプレイがあると便利だなぁと思ってます。