自作PC にM.2 SSDも追加して、さっそく動画編集だと意気込んでいたのですが、電源メニューに「スリープ」が存在しないことに気づきました。そういえば、これまでマイニングPCとして常時電源をつけていたため気づきませんでした。
PCのスペック
Windows10の自作PCで GIGABYTEのGA-AB350M-Gaming 3というマザーボードを使用している。ストレージは SATA接続のSSDとM.2 SSD。GPUはGTX-1070が1枚。
システムの状態を確認する
コマンドプロンプトで
> powercfg /a
と入力すると、システムのサポートしている電源状態が表示されます。
以下のスリープ状態がこのシステムで利用可能です:
休止状態
高速スタートアップ
以下のスリープ状態はこのシステムでは利用できません:
スタンバイ (S1)
システム ファームウェアはこのスタンバイ状態をサポートしていません。
スタンバイ (S2)
システム ファームウェアはこのスタンバイ状態をサポートしていません。
スタンバイ (S3)
システム ファームウェアはこのスタンバイ状態をサポートしていません。
スタンバイ (S0 低電力アイドル)
システム ファームウェアはこのスタンバイ状態をサポートしていません。
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スタンバイがサポートされていないようです。
ググるとBIOSの設定が影響していそう。
SMTが無効になっていた
BIOSの設定をみてみると、SMT(Simultaneous Multi-Threading)が無効になっていた。マイニングでは、SMTを無効にしたほうがハッシュレートが上がるため自分で設定変更したのを忘れていた。念のため BIOSの設定を初期化(デフォルト値を読み込み)して再起動。
・・・しかし相変わらずスリープボタンは表示されない。powercfg /a の結果も変わらず。
BIOSの更新
チップセットやドライバの更新を行ってみたが変化無し。BIOSは新しいはずだが、念のため最新にしてみる。
GIGABYTEのマザボはAPP Center というユーティリティアプリでBIOSやドライバのアップデートから、LED制御やOCを行う各アプリを更新・インストール・実行することができる。@BIOSというアプリでWindows上からBIOSをアップデートすることができるのが便利だ。@BIOSで最新のBIOSイメージをダウンロードしようとすると失敗したので、サポートページから直接ダウンロードしてきた。
https://www.gigabyte.com/jp/Motherboard/GA-AB350M-Gaming-3-rev-1x/support#support-dl-bios
ダウンロードしたBIOSイメージを選択して、アップデート開始。結構時間がかかるが、静かに待つ。
スリープが表示された!
コントロールパネルの電源ボタンの設定に「スリープ」が表示されるようになりました。
まとめ
原因不明な問題が発生したら、とりあえずBIOSは最新に、設定値もデフォルトに戻して、チップセット、ドライバ類も更新してみましょう。というあたりまえの結論ですが。。。無駄に時間をとられないように淡々と作業していくと意外と解決するもんです。
あー、windowsの再インストールしなくて済んでよかったw